Mt.SQUAREのWeb3への取り組み

Web3が盛り上がっています。

インターネットは『メタバース』『NFT』『DAO』、このような単語ばかり。もちろんMt.SQUAREも取り組んでいます。
『個の時代』と言われる現在、個人は多様な価値感を持ち、その『個』がますます重視されるようになってきています。
その『個の人々』は、同じような価値観を持った人々と「コミュニティ」や「トライブ（群衆）」などを形成し、活発な活動を行っています。
ここでは、溢れかえる情報を遮断し、「自分の興味があるもの」、「信頼できる、信用できる群衆の情報」を重要視する傾向にあります。
そして、Web３の社会になれば、よりそれが顕著に現れてくるでしょう。

Web２→Web３へ…

このパラダイムシフトはインターネットが登場した時と同等、または、それ以上のインパクトをもたらす可能性があります。
そのような大きなパラダイムシフトの中、企業はどう対応する必要があるのでしょうか。
企業に求められる『持続可能性』。これを維持、達成するためには、どんな環境になったとしてもその時々の市場の変化に対応し、社会に貢献し、企業の価値を高めていかなければなりません。
では、今後社会はどのように変化するでしょうか？
今後3〜5年で、さまざまなことがマイクロ化していくのではないかと考えています。
Web３を中心とした社会になれば、規模の経済、標準化・効率化により拡大してきたチェーンストア理論は崩壊するかもしれません。消費者がマイクロ化し、同じ価値観の群衆で行動し、その価値観は流動的に気まぐれに変化するようになり、偽名や仮名の経済が当たり前になるでしょう。まさにメタバースの世界です。
そしてどこかに属するのではなく、個人やマイクロな環境でのつながりが生まれる。
このつながりが、トライブとなるのではないでしょうか。
働き方も企業に属するのではなく、個人の価値観の似通った群衆が同じような目的意識を持った群衆や集団がDAOとして集まり、新たな価値を提供する新しい経済が生まれるかもしれません。これはポスト資本主義、もしかしたら現在の資本主義の終焉を告げるものかもしれないのです。
前述のとおり消費者のニーズや嗜好は多様化し、同じ価値観を持った人同士がトライブを作り行動する（リアルでもネットでも…）ようになるでしょう。
クラスターやペルソナといった企業が作り上げた都合の良い顧客はどこにもいなくなり、そのペルソナに合わせた都合の良いカスタマージャーニーのように行動する顧客など存在しない時代はすぐにやってくるのです。
そして、企業は「戦略」「ビジネスモデル」「ブランディング」「マーケティング」を、マイクロ化した顧客やトライブとのコミュニケーションを通じて行わなければ生き残っていけない世の中になるのではないでしょうか。
もの凄いスピードで変化していく環境の中、顧客の動きに合わせる後手々々の対応では手遅れになります。未来を予測して、予測した未来にすばやく対応できるように備えておく構造に企業を変革する必要がある。その企業変革の起点となるのがデジタルであり、テクノロジーなのです。
これがWeb３時代を迎える「DX」の本質であると考えています。

「DX」は、あくまでも企業変革の手段です。

Web３を前提とした社会に対応する企業変革こそが「DX2.0」なのではないか？
単に、AIを導入する、ロボットを導入するだけでは、このような大きな社会の流れに対応できないのです。
戦略、ブランディング、マーケティングを含め、企業の構造を変えるために必要なデジタルテクノロジーという武器を手に入れ、市場の変化に備える。これこそが「DX2.0」なのです。
Web３に向かう社会の変化に備えるため、ボタンをつけ間違えることなくアプリケーションのあり方、インフラのあり方も常に先をみて柔軟に対応できる準備をして、「DX２.0」に備えるべきなのです。
そして、エンタープライズの中にもWeb3は押し寄せてきます。
SCMといった川上から川下へという構造はなくなりエンタープライズDAOとして、生産者から消費者の間でC2Cのサプライウェブ環境が構成され取引コストが最小化された経済圏が生まれるかもしれません。
SCMも以前言われたCPFRやS&OPという考え方をブロックチェーン上で構築し、サプライチェーンを一つのDAOとみたて、サプライチェーン（もはやサプライウェブ）上に参加する企業はそのサプライチェーン全体で利益、価値を創出することを共通の目的としオープンにし、その利益を分配する経済が生まれるのではないでしょうか。
こうした大きな流れの中で、企業変革をしていく必要があると考えています。

われわれMt.SQUAREは、こうしたWeb3を中心とした大きなパラダイムシフトの中、企業変革にバージョンアップした「DX２.０」を提供します。